きもの好きな着物人を応援する、
着物の半衿を専門に取扱うオンラインショップです。おしゃれなラインストーン半衿、刺繍、プリント、オリジナル半衿など。半衿の付け方も分かりやすく解説。「はんえり本舗」は、あなたの着物ライフの楽しい応援パートナーです!



 半衿のお手入れ方法 









正絹の縮緬半衿の洗いは

ちりめんは強い撚りをかけて織られていますので、水に通すことで一度伸びます。そして乾燥するときにグッと縮んでしまいます。同時に繊維が硬くなってしまうので、正絹の縮緬素材の半衿は、ご家庭での洗濯を控えて専門店にお願いをしましょう。
※クリーニング店より、着物洗い専門店(京洗い)や呉服屋さんに持ち込むことをおすすめします。

正絹の塩瀬半衿を洗うには

塩瀬の半衿も正絹であれば、どうしても縮む可能性があります。縮緬と同様に絹は水を含むことで繊維が伸びます。そして乾燥することで以前よりもグッと縮んでしまいます。ですが、塩瀬の半衿の場合は、経糸を密に織り込んでいるため、縮緬に比べ縮み率はかなり小さいです。
ご自宅でお洗濯する場合は、おしゃれ洗い・ウール洗い用洗剤を溶かした水に一晩浸しておきます。 この時、お湯やぬるま湯は使わないでください。縮む原因となります。
次の日、特に汚れの目立つ箇所を柔らかい歯ブラシや柔らかなスポンジで繊維に沿って軽く洗います。あとは、しっかりと濯いでタオルとタオルの間に入れて上から軽く叩いてあげます。そのまま、乾燥させずに当て布をして中温でアイロン掛けをすると、きれいに仕上がります。

ポリエステルやレーヨンなどの半衿は

ポリエステル素材の半衿は、ご家庭の洗濯機で洗うことが可能です。
ですがレーヨン素材は水を通すとしっかりと縮みます。レーヨンが15%以内の混紡でしたら、ポリエステルと同様に、通常の方法でお洗濯できます。もし15%以上の場合は、着物洗いの専門店にお願いをするか、ドライクリーニング用洗剤のハイベックなどを使う方法もありますが、お洗濯に自信のない方は専門店にお任せしてください。絹やウールよりも一番洗濯に気を遣うのがレーヨンなんです。お気に入りの半衿をダメにしないように注意してください。



刺繍や金銀箔、ラインストーン半衿は

できる限り着物洗い専門店に依頼してください。
でも、自宅で洗いたいという方は、ポリエステル素材の刺繍半衿でしたら刺繍やラインストーンに傷がつかないように優しく手洗いすることは可能です。ラインストーン半衿は長時間水に浸たしておくと接着が弱くなりますので、短時間で洗い早めに乾燥またはアイロン掛けをしてください。刺繍半衿は刺繍糸を引っ掛けないように注意して、優しく手洗いしてください。通常の中性洗剤で構いません。汚れがひどい場合は洗剤を含ませた柔らかいスポンジなどで上から垂直に叩いてあげてください。
正絹の刺繍半衿の場合は、専門店に依頼しましょう。
軽く乾燥させて半乾きでアイロン掛けをして仕上げてください。

半衿の汚れと言えば・・・

一番気になるのは、やはり皮脂汚れ、ファンデーションの汚れですね。一度着物を着ると必ずと言って良いほど半衿は汚れます。特に白い半衿ですと黄色い汚れが目立ちますね。
この皮脂汚れもファンデーションの汚れも、一日も早く落とすことをお薦めします。汚れは時間の経過とともに頑固になり取れにくくなってしまいます。また、年数を経ることによって繊維そのものを変色させてしまいますので、最低でも1シーズンごとに洗ってあげましょう。